九条ねぎの播種、つまり種蒔きします。
なぜか?
そう、研修ではネギは苗から作ります。
野菜作りを一から学ぶのです。
目次
育苗箱を準備
育苗用の箱、育苗箱(いくびょうばこ)を使用します。
ザルのようになっており、水はけが良くなっています。
画像でいうと左側3個(重なりあり)がそれになります。
これに対し、右側のややツヤがあるのが
ポット用トレーをポリ袋で包んだ育苗箱になります。
ただ、このままでは調子が悪いため育苗箱に改造します。
改造は、スクリュードライバー等の先の尖った工具でポリに穴空けします。
水はけ改善です。
育苗箱に新聞紙を敷く
新聞紙1枚を適当に折り曲げ、育苗箱に敷きます。
折り曲げた方を下側にして見た目良くしました。
綺麗に仕上げても土で隠れてしまうやろ、
といった些細な事は気にしない。
新聞紙の効果は、培養土の流出抑制です。
培養土を敷き詰め、タネを植える溝作り(深さ10mm、条間30mm)
培養土は本研修ド定番!タキイ「たねまき培土」です。
これを下記ページにあるように培土に水を含ませんてから育苗箱の新聞の上に敷き詰めます。
敷き詰めたら表面を手で平らにし、その後10mm程度の溝を作ります。
ここではカットしたイボ竹(多分、折れたイボ竹を再利用したもの)を
培土に押しつけて溝を作ります。
条間(溝と溝の間隔)は30mmくらいです。
播種(10mm間隔)
次に播種、つまりタネを蒔きます。
タネはサカタのタネの「九条ねぎ」です。
発芽率は80%以上です。
生産地は「南アフリカ」と表示されています
(南ア?と私は二度見)。
袋からお椀にタネを取り出し、お椀から各自手の平にのせ播種。
ここで注意点(イライラポイント)等を下記示します。
小さいタネを播種する際のイライラポイントなど
・基本タネは言うことを聞かない(当たり前です)
・1個ずつ蒔くと作業がなかなか進まずイライラする
・複数個指でつまんで蒔くと同じところに2個落ちたりする
・(つづき)タネを1個回収しようとすると「2個回収」か「土のみ回収」の繰り返し
・(つづき)やはり横着はやはダメかと改心し1個ずつ蒔いても転がって行き、
何故か2個仲良く並ぶ
・タネが黒、土が焦げ茶色。区別できん。訳分からん
・ミゾの外にタネが飛ぶ。見失う前に回収だ!と急いでつまむと「これ土やん」
・最終的に「まー知らん、勝手にしてくれ」と諦めることに慣れる必要がある
→きっちりやりたい方には苦痛
書いてはみましたがあまり参考にならないですね。
要は「イライラに注意して作業」というやつです。自分との戦いです。
参考情報ですが、ニンジンの播種もイライラ炸裂です。
タネに土を被せ(覆土)、鎮圧、新聞紙
覆土はタネの3倍程度と言われています。
ご参考ですが、私は1~2倍程度の浅植え派です。
覆土後、手で軽く鎮圧し新聞紙を掛けます。
新聞紙を載せる乗せることで、保湿や水滴からの保護が期待できます。
育苗箱はハウスへ移動。そして灌水
新聞紙のお陰で水滴による土跳ねや灌水によるタネ浮きが抑制できます。
以上です。
お疲れ様でした。