【農業研修】2021年度農業研修 無事終了

野菜作り

 2022年1月29日、この日で2021年度の農業研修は終わりです。みなさんと苦楽をともにした10ヶ月間、いろいろな事が思い出されます。と、思い出に浸る前に、最近(今月)の作業をまとめます。

ブロッコリ(など)全作物の片付け

 ブロッコリを引き抜いて根と葉や茎を分けます。いつもは手作業ですが、今回は刈払機でなぎ払いました。

今回は刈払機で地上部を落とします

 ブロッコリなどアブラナ科作物で気をつける病気の一つに「根こぶ病」があります。なので、私は毎回片付けの際、根の状況をチェックします。

ブロッコリの根。根こぶ病なし

 コブの無い、綺麗な根を確認できました。私が参加している6年間、根こぶ病は出ていないようです。
 ところで根は土に戻りにくいため圃場から持ち出し、産廃として処分するそうです。それ以外は土にすき込むらしいです。

根(左上)は土に戻りにくいため圃場から持ち出し、産廃とするようです(キャベツ達は捨てません)。

堆肥をまきます(来年度に向けて)

 圃場にあるマルチやイボ竹を撤去します。すると下のような状態になります。

マルチ除去。手前側はミズナ。左上に見えるのが堆肥です

 堆肥を台車に積み、圃場全体に均等に下ろし、レーキで寄ってたかって敷き詰めます。真冬にも関わらず汗だくになりました。

堆肥メモ
 ・道具:スコップ、レーキ、台車
 ・堆肥:牛ふん堆肥(完熟) 3トン × 2山
  ※3トン:5,000円(税込み)、輸送費込み
   →素直な感想:安い!

堆肥を均等に撒きます。

 堆肥は完熟のため、嫌な匂いはしません。なお、牛ふん堆肥は作物用の肥料と言うよりは微生物の餌という認識でおり、土をフカフカにするためのものと考えております。圃場で質問を受けましたが、牛ふん堆肥を入れても元肥は必要になります。もしも、もっと肥料成分の少ないものが必要であればバーク堆肥(腐葉土)が良いかと思います。
 人力での作業は上の写真まで。土への混ぜ込み(撹拌)はトラクタで行います(下)。なお、今年はサブソイルを使った耕盤破壊は行いませんでした(2~3年前に実施)。

トラクタで撹拌(1週間後)。この上を歩きたくなる衝動が・・。

 ここまでで今年度の研修は終わりです。
 来年度の研修生が楽しい野菜作り体験ができる事を祈念いたします。今年度の研修生のみなさん、お疲れ様でした。

 来年度の研修について。
  参加予定ですが、希望者が多いと参加させてもらえない可能性があります。
  参加できれば7年生(中1?)になります。

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