伝送路に発生するノイズを数える計測(計数)装置を開発しています。ようやく評価できるレベルのものが完成しましたので記録します。数千円のデバイスで、設備組込み用計測器ができるかはまだ分かりませんが、現時点では「これは無理」と断定することはできません。それよりも「使えそう。もっと評価しなければ」と考えております。
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SIN波(10kHz,0-3V)のAD変換結果 ⇒ 良好
ネット情報を集めプログラムを作成しました。個人的認識ですが、ネット情報だけではサンプリング周波数150kHzは実現できませんでした。試行錯誤が必要。無駄な試行錯誤を減らすため、当たり前ですが実験とデータ、いわゆる数字で考える事が必要でしたので、よって、ここの情報も参考程度に、むしろ疑ってみて頂ければと思います。おかしいところ、矛盾点などあればご指摘をお願いいたします。
下のグラフがAD値のデータになります。
ここで、マイコン動作時間から理論上のパルス数から取りこぼし率を計算すると下記くらいになります。
10kHzで15μs落ちるパルスを印可したときの取りこぼし率(概算):約0.01[%]
※印可したパルス数:マイコン上の経過時間を元に推定(経過時間×発振周波数)
これは1台だけの実験結果です。実験室レベルの評価。よって、もう一台購入し評価を行います。RTC不具合対応でSwitchScience様より代替機をお借りしておりましたので、そのまま購入。比較実験を行います。その結果については後日公開できればと考えております。
数日前の状況。SIN波(5kHz、0-1V)。取りこぼし多い。大丈夫か?
このころ、取りこぼし率が数パーセントあり、手強さを感じていました。このデバイスは計測に使えないかもしれないとも考えていました。
今後の進め方
M5Core2を2台で比較実験を行い、バラツキを見て実験設備への適用を考えたいと思います。
今日は以上です。