M5StackCore2でノイズ監視装置(ノイズカウンタ)を開発しようとしております。擬似ノイズを印可しその検出率(グラフは取りこぼし率になってます)を確認しました。
アイキャッチ画像はパターンジェネレータ兼オシロスコープとして使用したAnalogDiscovery2の画面です(パルス印可中)。
結論:15μsノイズであれば99.98[%]程度検出できそう
・疑似ノイズ=立ち下がりパルス(下がり時間15[μs])を10kHzで連続印可
※実際のノイズは不定期かつ周期性は無いと思いますが、連続パルスで評価しました
・電圧:3V(通常)→0V(疑似ノイズ15μs継続)→3V(通常)→・・・
・ADC:サンプリング周波数150kHz(実時間サンプリング)
・取りこぼし率=検出パルス数/(初期化処理終了からの経過時間 × 10,000)× 100[%]
※印可した疑似ノイズ総数は推定値になります
※計測時間3分以上
縦軸(Error[%])が取りこぼし率(100-検出率)、横軸が疑似ノイズであるパルスの幅(継続時間)になります。「サンプリング定理通り」と言って良いのでしょうか、ナイキスト周波数(13μs辺り)を超える(パルス幅が小さくなる方向(グラフでは左方向))と取りこぼし率が悪化(上昇)を確認できました。なお、周波数解析ではないため折り返し雑音は考慮しなくても良いかと考えております(考え中ですが)。
もう一息、いやもう二息か。今週中には試験設備に付けてトライ予定です。
今回は以上になります。
追記20210827:
実験が長時間になるほど検出率は向上する(99.99・・・と小数点以下の9が増えていく)ことから、ほぼ全てのパルスを拾っていると思われます。