【農業研修】野菜を植える前にする作業(1)堆肥と苦土石灰

野菜作り

まず、残念なお知らせです。

野菜を植えようと思っても直ぐには植えられません。
予め準備が必要です。
それも1ヶ月以上前から準備する必要があります。
苗作りも行う場合、更に遡って準備が必要になります。

野菜を植えることを定植(ていしょく)といいます。
定植の前に行う作業がいくつかあります。

研修では以下のような作業を行いましたのでその内容を記載します。

定植1ヶ月前:堆肥施用 (ここをSTARTとします)

実は前年度の話になります(今年1月)。
土を深く耕し(深耕)、堆肥をまきます(堆肥施用(たいひせよう))。
畑一面堆肥をレーキでばらまく感じ。冬でも暑い作業です。

・堆肥施用時期 : 定植の1ヶ月前まで
・完熟が良い
・目安量:1[kg/m2](完熟牛ふん堆肥)
・使用農具:一輪車、スコップ、レーキ、トラクター

この研修では、前年度研修生が1月に実施済みです。畑の真ん中にある堆肥の山を人と一輪車で崩してばらまき、最後はトラクタですき込みます。

定植2~3週間前:土壌改良材(苦土石灰)施用

本研修限定の話かもしれませんが、通称「土改材(どかいざい)」と言います。
日本の土壌は酸性のため、一般には土改材を利用して野菜が好む土壌酸度、弱酸性~中性に矯正する必要があるそうです。
2021年度、土壌診断を行った結果、中性に近かったため土改材の施用は省略になりました。

・土壌改良材施用時期 : 定植2~3週間前
・目安量:100[g/m2] (苦土石灰:石灰+Mg)
・使用農具:バケツ(肥料入れ)、トラクター

この後、元肥畝立てマルチ張り等あります。
これについては別途記載します。

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